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年金制度改革案の動き

最近、年金制度改革のニュースを聞くことが多いのではないでしょうか。

以前に厚労省の年金制度改革案の記事を書きましたが(こちら)、最新の改革案の動きをまとめました。

○年金支給開始年齢の68歳以上への引き上げ案

ついにそれを言ってしまったか!、と思っております(笑)

まあ、国側の本音としては、引き上げをしたいとずっと思っていたことでしょう。
でも批判を恐れて誰も言い出せなかった事案だけに、いよいよ腹をくくったかという感じです。

2004年の年金改正時に、「100年安心」なんて言ってしまったから、今後袋叩きに遇うことは必至でしょうが・・・

○3号被保険者の切り替え漏れ問題、法改正へ

こちらの問題も以前に書きましたが(こちら)、まだゴタゴタやっているのかという感じです・・・

改正案は、本来受給すべき年金額よりも多く受け取っていた人は、支給額が減額され、過去5年分の差額については返還が求められるという内容になっています。

受給者が約5万3,000人、現役世代は約422,000人と見込まれています。

○60歳前半在職老齢年金の基準を65歳以降の基準に統一

60~64歳の在職老齢年金は、年金と報酬の月額合計額が「28万円以下」であれば、減額の対象となりませんが、この基準を引き上げて、65歳以上と一本化する方針を明らかにしました。

(65歳以上の場合、現在は合計が「46万円以下」であれば減額の対象とはならない。)

2012年の通常国会に関連法案を提出する考えとのこと。

働いても年金がカットされてしまい、勤労意欲を削ぐということで、在職老齢年金の見直しが議論されていますが、この制度が本当に勤労意欲を削ぐのかは疑問があります。

68歳まで支給開始年齢を引き上げると言いながら、こちらはより多くの年金を支払うというのもいかがなものでしょうか…

これらはまだ「改革案」ですので、今後の動きにはご注意ください。

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