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海外療養費

海外旅行や海外勤務では、もし現地で病気や怪我をしたらどうしよう・・・と不安になるものです。
その様なことに備えて、通常はAIUなどの民間の保険に加入することが多いと思います。
それで問題ないのですが、日本で加入している健康保険も利用することができるんです。

と言っても、もちろん日本の健康保険証を海外の病院に提示しても使えません。

海外の医療機関で治療や投薬を受けた場合の医療費は、本人が一旦支払い、後日、日本で加入している健保に「療養費支給申請書」を提出することで請求できます

ただし、留意点がいくつかあります。

1.海外療養費が給付されるのは、日本国内で保険診療として認められている医療行為のみ 

例えば、美容整形や治療を目的に渡航した場合(臓器移植など)は対象外になります。

2.海外療養費は、海外で支払った治療費をもとに算出されるのではなく、日本国内で治療を受けた場合に給付される金額を基準として算出される 

例えば、海外で10万円かかった治療が、日本では2万円で済む治療だった場合は2万円しか支給されません。そのため、差額である8万円は自己負担になります。

3.証明書類などが日本語以外で書かれている場合は、日本語の翻訳文を作成しなくてはならない。

療養費の請求には通常、 医療機関などが発行する診療内容の証明書、医療費の内訳が分かる領収書などの添付が必要となりますが、当然海外の病院が発行したものは日本語ではありません。
その場合は、日本語訳を付けなくてはいけません。
これは面倒ですね・・・

以上の留意点から見ると、海外療養費は使い勝手が良い制度とは言えないでしょう。
やはり、海外に行く際には民間の保険に加入するのが現実的かと思います。

ただし、民間の保険で対象外となる海外での治療費が、日本で加入している健康保険で給付されることがある(例えば既往症など)ので、海外療養費というものを覚えていても損はないと思います!

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