« 18歳未満の年少者(高校生等)を使用する際の注意点 | トップページ | スペインとの社会保障協定 »

事務所衛生基準規則

労働安全衛生法は、職場における労働者の安全と健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成を促進することを目的とした法律です。

工事現場や工場など、労災が起こりやすい職場ならともかく、デスクワーク中心の仕事だからこの法律は関係ないや・・・という方、それは間違えです!

当然ながら、どのような労働者に対しても、安全と衛生を確保し、快適な職場環境を形成しなくてはなりません。 

事務所の衛生基準は「事務所衛生基準規則」として定められています。
(事務所などの部分の延べ床面積が3,000㎡以上の大型ビルの場合は、ビル管法(建築物における衛生的環境の確保に関する法律)も適用されるので注意)

いろいろ細かく規定されているのですが、いくつかの項目を見てみましょう。

気積・・・1人あたり10㎥以上になっているか

1人あたりの気積の求め方は、{(床面から4m以下の高さにある室の容積)-(4m以下の高さにおいて、室にある設備の占める容積)}÷実際の室定員数、となります。

温度・・・10℃以下のときは暖房などの措置を行っているか、冷房実施のときは外気温との差を7℃以内とすることが適当
       
暖房はともかく、この夏の暑さだと外気温との差が7℃以上になっていることが多そうです。

室温・・・17℃以上28℃以下になるよう努めているか

クールビスで室温設定を28℃にしている事業所も多いと思います。ただ、室内の場所によっては、28℃を超えている場所もあるかもしれません。
やっぱり30℃を超えるような室内では、集中して仕事はできないのではないでしょうか。

相対湿度・・・40%以上70%以下になるよう努めているか

温度は測定していても、湿度はあまり気にしていないのではないでしょうか。
夏ですと湿度が高い場合は除湿をする、冬ですと加湿器などで適度な湿度にするように努める必要があります。

照度・・・精密な作業は300ルクス以上、普通の作業は150ルクス以上、粗な作業は70ルクス以上になっているか

デスクワークですと目の健康のためにも明るさは重要ですね。暗すぎても明るすぎてもいけません。

大掃除・・・6カ月以内ごとに1回定期に、統一的に行っているか

職場を清潔に保つということはとても重要です。でも大掃除は年末に1回行うという事業所が多いのではないでしょうか。

トイレ・・・男性用便所の大便器は60人以内ごとに1個以上、男性用小便所の箇所数は30人以内ごとに1個以上、女性用便所の便器の数は20人以内ごとに1個以上とすること

便器の数まで規定されているんです。あれ、便器の数は何個だったっけ・・・というあなた、今すぐトイレへGO!!

救急用具の備え付け

救急用具を備え付けていても、使用期限が過ぎていたり、使おうと思った時にその用具がなかった、ということはよくありますので、定期的にチェックしましょう。

事務所衛生基準規則の主なものを見ましたが、他にもいろいろ規定がありますので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

安衛法のご相談なら、さかば人事労務事務所へ!

|

« 18歳未満の年少者(高校生等)を使用する際の注意点 | トップページ | スペインとの社会保障協定 »

労働安全衛生法」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 事務所衛生基準規則:

« 18歳未満の年少者(高校生等)を使用する際の注意点 | トップページ | スペインとの社会保障協定 »